ソースカツ丼

scktsdn.jpg
本日の夕食はカツ丼。
福井では単にカツ丼といえば、ソースカツ丼。
# ヨーロッパ軒のものが特にポピュラーです。
# 悪いけど、美味いです。
福井以外の人は、
「ああ、ご飯の上にキャベツがしいてあってウスターソースっぽい甘めのソースに浸したカツがのっているあれね」
と思ったかも知れませんが、残念ながらそれは違います。
それは長野風ソースカツ丼です。
福井のソースカツ丼にキャベツはのっていません。
それから、長野風のそれとは、ソースの味がかなり違います。
むしろ全然別物だと思っていただいた方が。
「どっちも同じようなもんだろ。いいじゃねぇか。キャベツくらいどうだって」
と思ったかも知れませんが、どうでもよくありません。
全国的には、カツ丼といえば、卵とじのものを想像するのが一般的かも知れませんが、福井ではソースカツ丼の方がデフォです。
単に「カツ丼食いに行こう」と言えば、それはソースカツ丼を食べにいくことを指します。
それでは、卵とじのものは何と言えば良いかというと、それは福井では「(じょう)カツ丼」といいます。
「何が『上』なんだ!」
と思わずツッコミを入れたくなるかも知れませんが、大人なんだから我慢してください。
# 私は、ソースカツ丼も「上カツ丼」も長野風ソースカツ丼も、全然別の料理としてそれぞれ好物です。
ちなみに、先述のヨーロッパ軒には、なんと「パリ丼」というのもあります。
「パリ丼」も福井以外では殆ど通じないのではないでしょうか。
こちらは、トンカツの代わりにミンチカツがのっています。
「それのどこが『パリ』なんだ!」
とお怒りのあなた。
気持ちは分かりますが、やっぱり我慢してやってください。

Posted by Fujiwo