「ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている」を読んで

Web 上の文章の紹介。

—- 上記サイトから引用 ここから —-

そしてもっとも許せないのが、そういった上流→下流という階層構造でプログラムを作る工程そのものだ。
これに関しては、自信を持って言えるのだが、「どんなに優秀なエンジニアでも、決してプログラムを自分自身で書かずに良い詳細仕様を作ることは出来ない」という絶対的な法則があるのだ。

—- 上記サイトから引用 ここまで —-
同意。
ソフトウェア開発に階層構造を持ち込むのは、間違いだと思う。
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以下論点は異なるが、上記を読んで考えたこと:
プロジェクトの構成員である「顧客」や「プログラマ」、「プロジェクト マネージャ」、「テスター」などは横並びの立場でなければ。
どちらが上とか下とかでなく、「ただ役割が異なるだけ」。
プロジェクト以外の組織でもそうだ。
管理職や技術職のどちらが上とか下とかでなく、「ただ役割が異なるだけ」。
それぞれの立場で、それぞれの視点で、きっちり責務を果たしていけばよい。
プログラマを、「管理者」や「プロジェクト マネージャ」などと比べて、低くみるのは間違いだ。企業内で経験を積んだプログラマが、ステップアップのためには他の職種を目指さなければならなかったりするのも大きな損失だ。
以前、中国の IT 技術者の方に、「中国では、優秀なプログラマは、優秀な管理者と企業内で同等の扱いを受ける」と聞いた。
日本でも、上流工程から下流工程まで知っていて良いソフトウェアを作れる優秀なプログラマは、もっともっと妥当な扱いを受けるべきだと思う。
# そういえば、今調査中の Visual Studio Team System で使われている MSF (Microsoft Solutions Framework) for Agile のロールも階層構造でなく対等な関係になっている。