BARBAPAPA からの気付き

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『バーバパパ からの気付き』

■ バーバパパ

最近娘が、バーバパパにはまっている。毎日のように観ている。
私も子供の頃にバーバパパを楽しく観た口だが (何せ三十年余りも前に放映されたものだ) 、同じアニメーションに我が子が夢中になっているのは感慨深い。
さて、先日娘が観ているのを横から何気なく観ていた。そのときは、バーバパパの七人の子供たち (もちろんバーバララ、バーバリブ、バーバベル、バーバモジャ、バーバズー、バーバピカリ、そしてバーバブラボーのことだ。全員言えるよね?) が生まれる前の回をやっていた。
最初は、人間の家族と一緒に暮らすバーバパパ のシーン。バーバパパの家族はまだいない。バーバパパは、バーバママに会いたいのに会えなくて、寂しさの余り病気になってしまう。そして、バーバママを探して世界中を旅するバーバパパ。やがて巡り逢う二人 (という表現でいいのか?)。逢えたことを喜び合う二人には、間もなく七人の子供が生まれてくる (もちろん土の中からだ)。
そこでふと思った。

「お? 子供が生まれる前から、"バーバパパ" と "バーバママ" なんだ。バカボンのパパと同じじゃん」

※ バカボンのパパは生まれたときから「バカボンのパパ」なのだ。本名なのだ。もっとすごい (謎) のはバカボンのママで、バカボンのパパと知り合う前から「バカボンのママ」なのだ。これでいいのだ。
※ ところで、ムーミンパパは子供の頃は「ムーミン」と呼ばれていた。知ってた?

■ 「バーバパパって親になる前からバーバパパなんだ」

普通、パパ、ママ、父、母、というのは、相対的な呼び名。誰かを基準にして決まる名前 (UML のクラス図でいうとクラス名じゃなくてロール【謎】)。誰からみても「父」という人はいない。
でも、「バーバパパ」、「バカボンのパパ」というのは絶対的な呼び名。誰からみてもパパ。
で、気付いたこと。

「これって子供の目線なんだ」childeyes.jpg

バーバパパを楽しむ年頃の幼い子供にとって、「パパ」と「ママ」は絶対的な呼び名。パパはパパだし、ママはママ。まだ相対的なものにはなっていない。
だからバーバパパはずっとバーバパパ。バーバママもずっとバーバママ。
そして私の三人の子供たちよ。君たちのパパとママも、ずぅーっとパパとママ。