MSDN オフラインセミナー「.NET Framework における次世代データアクセステクノロジー概要」[北陸編]
以下に参加してきた。
MSDN オフラインセミナー 「.NET Framework における次世代データアクセステクノロジー概要」[北陸編] |
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日時 | 日 | 2007年11月28日 |
時 | 13:30~16:30 | |
場所 | 住所 | 石川県金沢市 金沢パークビル 11F |
会場 | マイクロソフト株式会社 北陸支店 セミナールーム | |
講師 | マイクロソフト株式会社 デベロッパーエバンジェリスト 小高太郎氏 |
■ 内容と気になった言葉
- ADO.NET 概要
- データ プロバイダ
- 二つの接続形態
- 接続型
- 非接続型
- DataSet
- 型付き DataSet
- データバインド
- TableAdapterManager
- ADO.NET の進化
- LINQ関連
- LINQ to SQL等
- Entity Data Model (EDM)
- LINQ関連
- LINQ to SQL
- 「LINQ はデータベースを扱うものではなく、オブジェクトを扱うもの」
- 遅延評価
- DataContext
- DML (SQL) のサポート
- デザイナー
- "LINQ to SQL Classes" の追加
- Table の Drag & Drop
- 「Select の本質は『射影』だよ」
- LEFT OUTER JOIN のデモ
- LinqDataSource
- LINQ to Object
- IEnumerable<T>
- 「Where、OrderBy、Select の部分はパイプ処理だよ」
- 『埋め込みクエリ方式』と『拡張メソッド方式』
- LINQ to Object と LINQ to SQL の JOIN
- LINQ to DataSet
- Entity Data Model (EDM)
- 論理データモデル (DOA のモデルと OO のモデル) と概念データモデル (EDM)
- スキーマ記述言語
- CSDL (概念スキーマ定義言語 )、MSL (マッピングスキーマ言語 )、SSDL (ストアスキーマ定義言語)
- "Entity Designer"
- "ADO.NET Entity Framework Beta2" と "ADO.NET Entity Framework Tools
CTP" - デザイナー
- "ADO.NET Entity Data Model" (edmx ファイル) の追加
- DSL (モデル駆動開発のための)
- ADO.NET Entity Framework
- EDM に対するクエリ
- EntityClient
- Entity SQL (Transact SQL に似て非なるもの)
- DML クエリは未だない
- Entity SQL (Transact SQL に似て非なるもの)
- Object Services
- Entity SQL
- QueryBuilder
- LINQ to Entity
- ガイダンスとまとめ
- 三つの方式
- 接続型/非接続型
- Agile
- LINQ to SQL
- 中間型
- Visual Studio 2008 でサポート
- Entity Framework
- Enterprise
- Visual Studio 2008 への追加機能
- 2008年前半位に?
- 接続型/非接続型
- LINQ
- 「様々なデータソースへの統括的なアクセス方法」
- 概念レベルのDBアプリケーション
- "Easy of Development"
- 三つの方式
■ 所感
久々に訪れた金沢。新しくできたマイクロソフト株式会社 北陸支店を初めて訪れた。
素晴らしいセミナーだった。
小高氏の話は、技術の背景から技術の要点、そして適用範囲まで、とても纏まっていて、技術の本質を見ることのできる分かりやすいものだった。また、沢山のデモがあって、かなり具体的に知ることができた。
Tech・Ed でも同内容を扱ったセッションは結構あったが、今回はそれをより深いところまで学ぶことができたようだ。
新しい ADO.NET について包括的に理解することができたように思う。
特に概念データモデルに関して、
- 概念データモデルを作る
- 概念データモデルとデータベースの論理モデルのマッピングを行う
- 概念データモデルに対するクエリを LINQ (to Entity) で書く
とすることで、随分すっきりと「意図したことだけが書ける」ものだと感嘆したし、この一連のデモが目の前でいとも簡単に動いたときには深い感動を覚えた。
概念データモデルの考え方は、私が初めてデータベース プログラミングを学んだときに感じた、「ロジック部分の設計モデルとデータベースの設計モデルとの間を埋めるものが経験から来る暗黙知のようなものでしかないことからくる違和感」を解消してくれた気がした。
そしてまた、この概念モデルを書くための DSL (ドメイン特化言語) が追加され、それをまたサポートするツールが追加されたことが面白いと感じた。 用途に応じて DSL を使い分ける、ということの意図が段々と判ってきたような気がした。
余談だが、これらのDSL は右脳人間向きかも知れない、とか思った。
モデルを、より包括的に且つよりグラフィカルに表現するのは、左脳人間より右脳人間の方が得意とするところかも知れない。とすると、これまでのプログラミング言語は論理の組み立ての得意な左脳人間が操るものだったのが、今後の幾つかの新たなパラダイムから来ている言語に関しては、寧ろ右脳人間が得意とするようになるのかも知れない。
帰りに、「Power To The PRO」と書かれたカップヌードルRefillを頂いた (二個目)。
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