ISO9001について (続き)
※ 昨日の『ISO9001について』の続き。
昨日のマインドマップ付きの記事に関して、貴重なフィードバックを頂いた。ありがたいことだ。
頂いたフィードバック:
- 「運用設計の問題」
- 「運用の問題」
- 「典型的な ISO9001 への誤解が多く見られる」
ISO9001 を実践し続けて数年になる。
ISO9001 について思うところをもう少しだけ書き足してみる。
- PDCA のループが軽く速く回らない。品質を保つためには改善活動が不可欠なので、そこが重いのはつらい。
- そして、改善活動というのは改善のプロセス自体が日々改善されていかないようではダメダメだと考えている。例えば、或る時期 ISO で改善していて、数年後も同じ規格で同じように改善しているようでは「なってない」と思う。そして、ISO は ISO であるが故にメタ プロセス自体を進化させるのは難しい。
- それは、「取得 → 維持」という「余計な枠組み」が入ってしまう ISO であるが故の宿命的な「システムが抱える問題」であり、根源的な問題。
- 「守破離」でいうと、「守の段階から抜けようとすると足を引っ張られる感じ」
- ソフトウェア開発のプロセスというのは変化と進化が激しく、その変化の激しさから考えると ISO のそのような特性はボトルネックになるように感じる。
- 「運用設計がまずいと駄目」、「運用が上手ならうまくいく」。ただし、上の理由により、「運用が上手なようなら、ISO9001 がなければもっとうまくいく」とも思う。
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