『iPhoneは「インターネットマシン」ではない』を読んで
と云う記事を読んだ。内容に同意。
記事より引用:
iPhoneとは、「全く新しいモバイルコンピューティング」である。
私も、iPhone を携帯電話の一種であると考えたり、インターネットマシンの一種であると考えたりしない方が良いような気がする。
上記記事中にリンクのある「iPhone 3G のダメダメなところまとめ」もそうだが、iPhone に関しては「従来の×××と比べてここがダメ」と云う評価が多いようだ。
だがこれは、新たなコンセプトの物にはマイナス点が付き易い、アンフェアな評価方法だと思う。
「色々な機能を持っているに越した事はない」と云うのは多分間違いで、コンセプトから外れた機能は存在していない方が良い。だから、新たなコンセプトの物と従来の物を比較して、あれがない、これがない、と云うのは可笑しな話だと考える。
iPhone に携帯電話機能が付いているからと言って、従来の携帯電話と比較してこれが出来ないから駄目、と述べるのは的を射ていないと思う。
例.
私の考えた「iPhone 3G が従来の物と比較してダメダメなところ」。
- 幅が広過ぎる。半紙を押さえた時に、上の方の字が書き辛い。従来の幅の狭い文鎮だと、上の方の文字も楽に書けるのに。
- 若干カレーライスを掬い難いようだ。従来のスプーンの方がカレーライスには向いている。
- 非常に飛びが悪いし、回転性能も良くない。フリスビーとしては致命的ではなかろうか。
私自身は、iPod touch ユーザーだが、費用を別にすると、iPhone 3G にはとても魅力を感じている。私の感じる iPod touch の良さは、以下のような点だ。
- (マルチ) タッチによる気持ちの良いユーザーインタフェイス
- 加速度センサーによる入力
- 本体一杯のサイズの液晶画面
- iTunes Store で簡単にアプリケーションや有料の音楽・動画、Podcast で配信されているコンテンツを手に入れる事が出来る
- Youtube や Gmail、Google Maps 等のインターネット上のサービスを利用出来る
そして、iPod touch の最大にして致命的な欠点は、
- モバイル機器であるにも関わらず、これらの良さを十分に発揮するための常時接続環境や GPS 機能がないところ
だ。そして勿論、iPhone 3G にはそれらが有る!
iPod touch は、その「最大にして致命的な欠点」さえ解消されれば、「それ自身のコンセプトを満たしている」と云う限定的な意味で完璧な機器たり得ると感じている。
iPhone は費用の点を除けば iPod touch からそれらの欠点を取り去った物なのだ。唯、費用の点と云うのは、iPod touch には無かった新たな「最大にして致命的な欠点」だとも感じているが。
つまり、iPhone 3G と云うのは、「完璧な iPod touch」なのだ! 費用の点を除けば (しつこい)。
以上が、私が最初に挙げた記事を読んで考えた事だ。
※ 突然だが、ここで問題:
■ 問題:
私が最近の連休中に、費用の点以外に「ここは “iPod touch” の方が “iPhone 3G” より良い」と思った点があります。それは何でしょう?
※ 答は下。
■ 答:
「飛行機の中でも使える」でした。
私は、飛行機の中で、音楽やビデオやゲームを楽しんだり、英語の勉強をするのに “iPod touch” を使っています。”iPhone 3G” では、普通飛行機内では「電波を発する電子機器は常に使えない」為、これが出来ないのです。
# と書いた後で調べてみたら、iPhone には “Airplane Mode” という電波の発信をオフにする機能が有る事が分かった。
# これで、「iPod touch は金が無い人が我慢して使う iPhone」と云う事が確定か?
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