ハントンライスとタンバルライス
※ 「ハントンライスとタンバルライス」の続き。
四年半前の日記に、以下のように書いた。
私の大好物にハントンライスというのとタンバルライスというのがある。
子供の頃はよく食べた。
しかし、ここ二十年では一回しか食べていない。
洋食の一種で、強いて言えば、それぞれオムライスとドリアに似ている。
でも、強いて言わなければ、何にも似ていない。ハントンライスはハントンライスだし、タンバルライスはタンバルライスだ。
ハントンライスのハンはハンガリーのハン、トンはフランス語でマグロを意味するそうだが、そんなこともどうでも良い。
はっきり言ってうまい。
十年に一度くらい、猛烈に食べたくなる。
丁度今がその十年に一度の状態だ。
夏休みに息子と二人で金沢に食べに行ってきた。
普通電車を乗り継ぎ金沢駅へ。
金沢片町の洋食屋「グリルオーツカ」に到着。ハントンとタンバルと言ったら、もうここで決まり。最近は「金沢グルメ」だとかで、ここのハントンを食べにくる人で結構混んでいた。
十年前に来たときもそうだったが、私の子供の頃から店の外見も内装もメニューも全く変わっていない。
そしてこれが、グリルオーツカのハントンライスとタンバルライス。
正確には、「ハントンライス」、「タンバルライス」じゃなくて、「ハントン風ライス」と「ドリアン風タンバルライス」。「ハントン」や「ドリアン」の時点で既にかなり意味不明なのに、それに「風」が付いていて、謎は深まるばかり。更に「タンバル」だ。
息子と二人でしみじみと味わった。子供の頃に食べて、「なんて美味しいんだろう」と思った、その儘の味だ。
「ハントンライス」は、ケチャップライスが半熟の薄焼き卵で包まれていて、カジキマグロのフライとエビフライが乗っている。ケチャップ以外にベシャメルソースが掛かっていて、これが卵と魚介のフライにとても合う。
オムライスに似ているが、オムライスの 3.14 倍美味しい。
量は、ハントンもタンバルもかなり多い。
久し振りに食べたのと、息子にこの味を知って貰えたことで大満足だった。
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