新たな Web アプリケーションフレームワーク「Blazor」 ‐ ネイティブ アプリケーション開発も可能に

2020年2月21日

日本時間で昨日、「.NET Conf: Focus on Blazor」というオンライン カンファレンスが開催され、Blazor に関する新たな発表がなされた。
現在、セッション動画を観ることができる。

Blazor は、C#/.NET で Web アプリケーションを開発できるプラットフォームとして、.NET Core 3 で正式リリースされた。
従来の ASP.NET ではサーバーサイドを C#/.NET、クライアントサイドを JavaScript (や TypeScript) で記述していたが、Blazor ではサーバーサイドとクライアントサイドを統一した言語 (C#) で記述できるのが大きなメリットだ。これにより、単一のコードでモデルが記述できるようになる。

今回、Blazor に関して、以下のように多くの新技術が発表になった:

  • Blazor Server (以前発表済み)
    • .NET Core 3 で正式版
    •  Web アプリケーション (SPA: Single Page Application) 用
    • サーバーサイドでC#/.NETのコードが動作
    • クライアントサイドも JavaScript でなく C# で記述
  •  Blazor WebAssembly
    • 2020年5月に正式版の予定
    • Web アプリケーション (SPA: Single Page Application) 用
    • クライアントサイドでC#/.NETのコードが動作
    • クライアントサイドも JavaScript でなく C# で記述
  • Blazor PWA
    • 正式版は未定
    • PWA (Progressive Web Apps: デスクトップ アプリケーションのように動作するWeb アプリケーション) 用
  • Blazor Hybrid
    • 正式版は未定
    • Electron や WebView を使った HTML ベースのデスクトップ アプリケーション用
  • Blazor Native
    • 正式版は未定
    • HTML を使わないデスクトップ アプリケーション用
  • Mobile Blazor Bindings
    • 正式版は未定
    • Blazor のコードから iOS や Android の機能を呼び出せるようにする仕組み
    • これにより Blazor で iOS や Android のネイティブ アプリケーションを開発できる

参考資料

.NETC#

Posted by Fujiwo