新たな Web アプリケーションフレームワーク「Blazor」 ‐ ネイティブ アプリケーション開発も可能に
日本時間で昨日、「.NET Conf: Focus on Blazor」というオンライン カンファレンスが開催され、Blazor に関する新たな発表がなされた。
現在、セッション動画を観ることができる。
Blazor は、C#/.NET で Web アプリケーションを開発できるプラットフォームとして、.NET Core 3 で正式リリースされた。
従来の ASP.NET ではサーバーサイドを C#/.NET、クライアントサイドを JavaScript (や TypeScript) で記述していたが、Blazor ではサーバーサイドとクライアントサイドを統一した言語 (C#) で記述できるのが大きなメリットだ。これにより、単一のコードでモデルが記述できるようになる。
今回、Blazor に関して、以下のように多くの新技術が発表になった:
- Blazor Server (以前発表済み)
- .NET Core 3 で正式版
- Web アプリケーション (SPA: Single Page Application) 用
- サーバーサイドでC#/.NETのコードが動作
- クライアントサイドも JavaScript でなく C# で記述
- Blazor WebAssembly
- 2020年5月に正式版の予定
- Web アプリケーション (SPA: Single Page Application) 用
- クライアントサイドでC#/.NETのコードが動作
- クライアントサイドも JavaScript でなく C# で記述
- Blazor PWA
- 正式版は未定
- PWA (Progressive Web Apps: デスクトップ アプリケーションのように動作するWeb アプリケーション) 用
- Blazor Hybrid
- 正式版は未定
- Electron や WebView を使った HTML ベースのデスクトップ アプリケーション用
- Blazor Native
- 正式版は未定
- HTML を使わないデスクトップ アプリケーション用
- Mobile Blazor Bindings
- 正式版は未定
- Blazor のコードから iOS や Android の機能を呼び出せるようにする仕組み
- これにより Blazor で iOS や Android のネイティブ アプリケーションを開発できる
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